大塚 勇輝 さん
「介護」という仕事は実はとてもシンプル。その魅力をもっと発信していきたい
こうほうえんに入社し、新人職員の気づきや意見を大切にしてくれること、施設長とも会話することが日常的にある環境に驚いたことを覚えています。新人もベテランも分け隔てなく対応してもらえたのがうれしく、またやりがいを感じる部分でもありました。後輩のいる立場となった今、私自身も新人や実習生に接するときは、そのスタンスを大切にしたいと心掛けています。さまざまな「気づき」を指摘してくれる新鮮な目というのは、スキルや知識だけあっても生まれるものではありません。そういった意味でも、こうほうえんは新しいことをどんどん取り入れていく環境が整っているように思います。
また、こうほうえんでは医療、福祉サービスなどさまざまなサービスを手掛けていることから、内部のスタッフも多種多様です。職種や事業所の枠を越え、スタッフ同士学ぶところが多く、また研修も充実しているので、日々働きながら成長させてもらっているという実感があります。
「介護」というと難しく考える人も多いかもしれません。確かに介護福祉士としての仕事は、ご利用者個々のニーズに応じた支援の提供が求められ、例えば食事や排せつの支援から、一緒にお茶を飲みながら会話をするといったことまで、幅広くあります。プロとしての技術や知識、責任が伴う部分もありますが、私自身、介護をとてもシンプルに捉えていて、基本的には人が高齢となり、食べること歩くことが難しくなったときに、それをできる人がそばにいて少し手助けをする。これが「介護」の原点であると私は思います。
昨今、介護業界では人材不足が叫ばれていますが、ここには介護という仕事に前向きに取り組んでいる人が大勢います。さらなる高齢化社会に向けて、もっとシンプルにこの仕事の魅力を発信して、介護業界を目指す人がもっと増えるような活動にも取り組んでいきたいと思っています。