2018年11月18日 11月16日から18日までの3日間にわたり「中四国DCM(認知症ケアマッピング)マッパー交流会inよなご」を開催しました。他の施設のマッパーを含め17名が参加されました。
初日は、講師に飯島恵子氏(ゆいの里代表 他)をお招きし「地域まるごとケアのまちづくり」と題して講演をいただきました。講演では、子どもから高齢者、認知症や障がいがあっても自分らしく地域で暮らし続けることができる地域共生社会を目指して、介護・障害・福祉の専門職と地域の方々と一緒に、これからの“まちづくり”について考えました。
2日目以降は、マッパーが各事業所でマッピングしデータ分析後、介護スタッフにフィードバックしました。終了ミーティングでは「交流会で学んだことを自分の現場で刺激になるよう落とし込んでいきたい」「他法人の事業所をマッピングすることで、自身が提供している支援を見つめ直す機会になった」などの意見が聞かれました。
地域まるごとケアの“まちづくり” の取り組み事例を紹介する飯島氏
ご利用者の行動、介護スタッフとの関わりを記録するマッパー = デイハウスいしい
記録したデータを分析する 分析結果を介護スタッフにフィードバックします
3日間を通して充実した交流会となりました
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「DCM推進施設」
パーソン・センタード・ケアの理念の下、DCM(認知症ケアマッピング)の実践を推進し、認知症ケアの質の向上に取り組んでいる法人として、平成26年7月1日に初めて認知症介護研究・研修大府センターから「DCM推進施設」の認定を受けました。
~DCMで何をするのか?~
施設内の公共スペースに居られる認知症の人の様子を、5分毎のタイムフレーズを用いて6時間以上連続して観察し、そのデータに基づいて見落としがちな個人の様子を分かりやすく現場にフィードバックし、そこでの気づきをケアの改善につなげていきます。