社団福祉公人こうほうえん

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社会福祉法人こうほうえん 活動報告 モンシロチョウを育てたよ!

活動報告 | キッズタウン東十条 (北区)

モンシロチョウを育てたよ!

4月の終わりごろ、5歳児が中庭で苗植えをしました。

苗を植えた後、以前から育てていたブロッコリーを見てみると葉が穴だらけになっているではありませんか。

保育士が「ブロッコリー誰かに食べられているね」とつぶやくと

子ども達が集まってきてブロッコリーの葉の観察が始まりました。

すると「青虫がいる!」「ほんとだ、こっちにもいるよ」青虫が沢山いるのをみつけました。

葉の裏を見ると沢山の幼虫がブロッコリーの葉を食べています。

  

 

「ねー、お部屋に持って帰ってみんなで育てようよ」と声があがり「いいね」とみんなも賛同。

しっかりお世話をするという事を約束し、部屋で飼うことになりました。

部屋に持っていくと4歳児の子もやって来て、みんなで観察が始まりました。

「中庭のブロッコリーの葉っぱにいたんだ」と4歳児クラスの友達にどこで見つけたのか得意気に教える姿もありました。

保育士が「これは大きくなったら何になるんだろう」とつぶやくと「ちょうちょじゃない?」「ちょうちょだよ!」と子ども達。「蝶も沢山種類があるけど、何蝶になるのかな?」と尋ねると、「アゲハチョウ!」「モンシロチョウじゃない?」と自分たちが知っている蝶の名前を口々に答えていました。それを聞いていたA君が保育室にあった図鑑を持ってきて「ね!この青虫とおなじじゃない?」と見比べ始めます。周りにいた子も「ほんとだー一緒じゃん!」と言い、「これはモンシロチョウのようちゅうって書いてある」「やったーモンシロチョウだ」と青虫の正体も分かりました。

  

 

それから、朝、夕方と保育士と一緒に飼育ケースの掃除をし、ごはんとなるブロッコリーの葉をいれお世話をしました。

「うえー、うんち沢山してる」「くさーい」と言いながらも一生懸命掃除をしていました。

  

 

数日後。

「先生!きてきて」と焦りながら保育士を飼育ケースのもとへ呼ぶ子ども達。

「ほらみて!蛹になった」と嬉しそうに報告をしてくれました。

 

その後次々に蛹に成長していく青虫。

  

 

ゴールデンウィークが明け数日後。

朝の会をしていると、「先生!ちょうちょになってる」と保育士の後ろに置いてあった飼育ケースを見て気付いた子から声が上がりました。

羽を出し、広げようと頑張る蝶が2匹。その姿を見て「がんばれー!」と応援する子ども達。

一匹の蝶が羽を広げ飼育ケースの中を飛び始めると「わぁー!」と歓声が上がりました。

蓋をあけ、外へ飛び立てるようにしますが、中々飛び立てずにいる蝶に「あと少し!」「がんばってー!」と子ども達も一生懸命に応援します。

そして、ついに外へ!

「やったー」とみんなで拍手をして喜びました。

「元気でねー」「バイバーイ」「旅してきてねー」と別れの挨拶をすると、蝶も一度こっちへ戻ってきて「ありがとう」と言うように飛んでいきました。